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1950年代 ロンジン ヴィンテージ フライバック クロノグラフ Cal.30CH SSケース

ヴィンテージ・クロノグラフ最高の名機Cal.30CHを搭載した、1950年代のロンジン、ステンレススチール・モデルです。

20130205_30ch_ss001.jpg

ムーブメントの「LONGINES Cal.30CH」は、大変優れた設計のフライバック機構が備えられています。

フライバック(Flyback)機構とは、
通常のクロノグラフは2時位置ボタンでスタート・ストップし4時位置ボタンでリセットしますが、スタート状態ではリセットボタンは押せません。ところがフライバックは、スタート状態でリセットボタンを押すと瞬時に帰零し、ボタンを放した瞬間に再度スタートするという機構です。
フライバック機構を世界で始めて腕時計に採用したのがロンジンでした(Cal.13ZN)。

フライバックはもともとは、空軍パイロットのために開発されたもので、パイロットの方向転換ごとの飛行時間や着陸待ちの旋回時間の計測などを、素早く繰り返すことを目的にしたものでした。

通常のクロノグラフよりもムーブメントの構造が複雑ですので不具合も出やすい機構ですが、Cal.30CHは大変よく出来た設計でパーツの耐久性も高い為、約60年前のヴィンテージ・フライバックが今でもしっかりと機能します。

20130205_30ch_ss05.jpg

さらにCal.30CHには、機械式時計の心臓部であるテンプに優れた「耐震装置」が備えられています。

耐震装置(shock absorber)とは、
非常に細い天真(テンプの芯、balance staff)が、衝撃によって折れないように、天真を支えているルビーの「穴石」と「受け石」にバネ性を与えて天真折れを防ぐ機構です。この機構により画期的に天真折れが減りました。現行品の機械式時計に今でも採用されていて、メーカーによって形状や名称は様々です。

この耐震装置が、Cal.30CHでは、より繊細で高度な構造になっています。
下の画像中央の赤い石が受け石です。受け石にバネ性を持たせることで、垂直方向の衝撃をやわらげています。

20130205_30ch_ss11.jpg

そして、下の画像は受け石を外したところで、中央の赤い石が穴石です。石の中央には天真が入る穴が開いています。
この穴石の耐震装置が素晴らしいです。非常に繊細で高度な部分です。穴石のバネ性は水平方向の衝撃をやわらげています。

受け石と穴石は、ムーブメントの裏側にもほぼ同じものがあり、それぞれ(計4箇所)にバネ性を持たすことで、あらゆる方向からの衝撃を緩和しています。

20130205_30ch_ss12.jpg

下の画像が穴石とそのバネで、受け石を外しムーブメントを裏返すと、ポロッと落ちてくるパーツです。
非常に繊細な形状をしています。さすがロンジンです。

20130205_30ch_ss14.jpg

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2013/02/22 (Fri) 03:05 |ロンジン |トラックバック(0) |コメント(0)

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Author:時計工房スペースタイムズ
ヴィンテージ(アンティーク)ウォッチの修理・販売をしております小さな工房です。一級時計修理技能士の技術者自らが、内部機械の解説をまじえたヴィンテージ・ウォッチの魅力をお伝えします。
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