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1853年英国製 懐中時計 イングリッシュレバー フュージー

1853年に作られた大変古いイギリス製のアンティーク懐中時計です。

leverfusse01.jpg

文字盤はポーセリン(陶製)で針はブルースチール(青焼き)、ケースはスターリングシルバー(シルバー925)です。
イギリス製の銀製品には下の画像のように必ずホールマークがあり、ホールマークから製造年が正確に分かります。

leverfusse08.jpg

巻上げは鍵巻き式で、本品の場合フュージーなので鍵は左回しに巻上げます。
フュージー(Fusee)とは、ゼンマイのトルクを出来るだけ一定にしようとした機構で、鍵で巻上げる歯車(円錐滑車)に渦巻き状に鎖が巻かれ、ゼンマイがほどける(鎖が引っ張られる)にしたがって(ゼンマイトルクは弱くなる一方)伝達力が強くなりトルクの均衡を保つという機構です。この円錐滑車は、力を均一にするところから均力車(きんりょくしゃ)とも言います。下の画像に均力車と巻かれた鎖が見えます。
フュージーの歴史は古く、15世紀に登場したゼンマイ駆動の時計とほぼ同時期に発明されたと言われています。レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたフュージー機構のスケッチが残っているところから、ダ・ヴィンチ考案の機構と思われてきましたが、そうではなくそれ以前にすでにあったようです。
そして、20世紀初頭までの高精度なマリン・クロノメーターにまで使われ続けた優れた機構です。

leverfusse06.jpg

ムーブメントには綺麗なエングレービングが施されています。

leverfusse05.jpg

下の画像はオーバーホールの際の分解画像で、パーツ点数は多くありませんが、古い物ですので組上げるのはいっそう集中力を要します。
脱進機はイギリス製なのでイングリッシュレバー脱進機で、スイスレバー脱進機に似ていますが、ガンギ車の歯先が尖がっているのが特徴です。

leverfusse010.jpg

フュージーを巻上げ、耳を澄ますと、心地よく時を刻んでいます。
1853年のものですので、動いているのが奇跡とも言えます。
平姿勢で約30時間の持続時間、日差±2分程度を確認していますが、日常使用には耐えず、あくまでも観賞用としてコレクションにいかがでしょうか。

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2012/11/24 (Sat) 18:27 |懐中時計 |トラックバック(0) |コメント(0)

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ヴィンテージ(アンティーク)ウォッチの修理・販売をしております小さな工房です。一級時計修理技能士の技術者自らが、内部機械の解説をまじえたヴィンテージ・ウォッチの魅力をお伝えします。
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