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1950年代 ゾディアック トリプルカレンダー&ムーンフェイズ&オートマチック

1950年代のゾディアック(Zodiac)のトリプルカレンダー&ムーンフェイズ・モデルです。

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ゾディアックというメーカーは歴史のあるメーカーです。1882年に、アリスト・カラムによってスイスのジュウ渓谷のル・ロックルに創設されました。
有名なのはスポーツ・ウォッチで、1953年初出の「シーウルフ」というプロ用ダイバーズ・ウォッチがヒットしました。

本品は、その同じ頃に製造されたゾディアックのもう一つの名機、トリプルカレンダー・ムーンフェイズになります。ポインターデイトに曜日・月の小窓、そして顔の入ったムーンフェイズ(月齢)表示というフェイスには、独特の魅力があります。

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さらに本機は自動巻きも装備しています。
ムーブメントは、エボーシュSA(1950~1980年代のスイスのムーブメントメーカー共同体)にも名を連ねるア・シールド(A.Schild)社のキャリバーになります。ムーブメントにア・シールドの「AS」のマークが見られます。当時のゾディアックが、ア・シールド社に作らせたものです。
裏蓋側には自動巻き機構、文字盤側にはカレンダー機構が配置され、そのためムーブメントは厚みがあります。

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2012/05/29 (Tue) 20:27 |ゾディアック |トラックバック(0) |コメント(0)

1940年代 ジャガー・ルクルト スモールセコンド

1940年代のジャガー・ルクルト(Jaeger-Le Coultre)のスモールセコンド・モデルです。

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ジャガー・ルクルトの歴史は、1833年に創始者アントワーヌ・ルクルト(Antoine LeCoultre)がスイスのル・サンティエに時計工房を開設したことに始まります。彼は時計職人ではなく、時計作りのための工作機械を設計するエンジニアでした。1844年に、当時では画期的な1/1000mmまで計測できるマイクロメーターを開発しました。この発明により、時計の精度調整は飛躍的に高まりました。
その後1903年に、パリの時計職人エドモンド・ジャガー(Edmond Jaeger)が、自身の設計した厚さ1.38mmの当時世界一の極薄ムーブメントを創始者の孫ジャック・ダヴィッド・ルクルト(Jacques David LeCoultre)のところに持ち込み、正式な事業提携を結びます。そして1937年に、社名をジャガー・ルクルトとしました。

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本品は、ジャガー・ルクルトに改名後、間もない1940年代のヴィンテージ・ウォッチになります。
アラビックインデックスにダイヤハンド(針のことをハンドと言います)、そして大きめのスモールセコンドが独特の風情をかもし出しています。
針は、インデックス内側の分レイルウェイ・トラックまでの長さで、やや短めです。

ムーブメントには、天真(テンプの芯)にジャガー・ルクルト独自の耐震装置が付いています。
耐震装置とは、天真の穴石と受石にバネ性を持たせ、時計に衝撃があっても天真折れを防ぐための機構です。耐震装置の無い時代には天真折れが多かったようですが、耐震装置が付くようになり天真折れが画期的に減りました。

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2012/05/20 (Sun) 16:29 |ジャガー・ルクルト |トラックバック(0) |コメント(0)

1946年製 ロレックス Ref.3667 18金無垢

1946年製のヴィンテージ・ロレックス、18金無垢ケースのプレシジョンです。

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ロレックスの前身であるウィルスドルフ&デイビス社がロンドンに設立されたのが1905年、そして「ロレックス」を商標登録しロレックス社が設立されたのが1908年です。時計ブランドとしては後発ですが、現在の知名度世界一であるのは、何と言っても、時代を先取った「防水」と「自動巻き」をいち早く採用した点にあります。
オイスター社からオイスターケースの技術を買収し、史上初の完璧な防水腕時計「オイスター」を発売したのが1926年。そして、実用に耐える自動巻き機構「パーペチュアル」を開発したのが1931年です。
この2つの採用により、無名だったロレックスが一流ブランドになって行きました。

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本品は、ロレックスの中では「ノンオイスター」というカテゴリーに入るモデルです。
ノンオイスターとは、非防水ケースのロレックスのことです。ロレックスと言えば、上述のようにオイスターという印象が強い中で、ノンオイスターには独特のヴィンテージ感をかもし出しているものがあります。
本品はその好例で、スモールセコンドの文字盤や金無垢ケース、そして独特な形状のリューズが奇をてらわない落ち着いた印象を与えています。
リファレンスナンバーは、Ref.3667。ケースのシリアルナンバーから1946年製造だと分かります。

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ムーブメントは、Cal.10 1/2という1920年代初出のキャリバー(ムーブメントの型番のこと)になります。
上の画像のように、チラネジ付きのテンプはロレックス独特の形状をしています。
チラネジの内の2本は、ミーンタイムスクリューになっています。
ミーンタイムスクリュー(タイミングスクリューとも言います)とは、通常のチラネジはテンプの片重り(重心)を取るためのものですが、マイナスドライバーで回すことで歩度(時間)の微調整を行うためのチラネジのことです。
現在のロレックスにもこのミーンタイムスクリューが付いていて、現在のものは星型の形状の「マイクロステラ」という名称になっています。マイクロステラを回すには、専用の工具が必要です。

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上の画像はムーブメントの文字盤側で、こちらにもロレックスの刻印が見られます。
修理業界では、文字盤側のパーツは「裏モノ」と呼ばれます。テンプや輪列のある側を「表」、文字盤側を「裏」と呼ぶのです。
ロレックスのムーブメントは、文字盤を付けたら見えなくなってしまう裏モノにも、面取り加工が施された丁寧な作りです。
また、このキャリバーは、ガンギ車の上下にも受石(ルビー)を入れている点も特色です。

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1946年製 ヴィンテージ ロレックス プレシジョン Ref.3667 OH済

2012/05/10 (Thu) 00:23 |ロレックス |トラックバック(0) |コメント(0)

1923年製 イリノイ アメリカ製 懐中時計

1923年製のイリノイ(Illinois)というアメリカのメーカーの懐中時計です。

19世紀から20世紀初頭のアメリカ製の懐中時計は、スイス製を凌ぐ世界最高のクオリティーを誇っていました。メーカーで言えば、ウォルサム(Waltham)、ハミルトン(Hamilton)、エルジン(Elgin)、そして本品のイリノイ等多くのメーカーがありました。
1923年は日本では大正12年、本品はそんな時代にアメリカではこんな高度な時計を作っていたという好例です。
ムーブメントのシリアルナンバーから1923年製であることが分かります。

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まず目を引くのが、ブルースチールの針の形状です。手間のかかる独特の形状の装飾を施しています。しかもスモール秒針にまで。
これらの針は全てこの時計のオリジナルであることが分かります。

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本品の価値は、ムーブメントの品質の高さにあります。

穴石(歯車の芯を受けているルビー)は、上の画像のようにシャトン留めされています。シャトン留め(chaton setting)(元はジュエリー用語)とは、穴石に金の枠を設けその枠を2本或いは3本のネジでビス止めされている方式で、かつては最高級時計にしか採用されませんでした。本来は、穴石が割れた際に、同じ穴石が無い場合、違うサイズの穴石を入れることを可能にした実用的なシャトン留めでしたが、今日では装飾的要素が高いものになっています。

そして特に、テンプ周りが高級仕様です。
ヒゲゼンマイ(balance spring)はブレゲ巻上げヒゲ(Breguet balance spring)で、テンワ(テンプの輪の部分)にはチラネジ付きのバイメタル切りテンワを採用しています。
チラネジとは、本来テンワの片重り(重心)を取るためのテンワ外周に付くネジのことですが、こちらも今日では装飾的要素になっています。
バイメタル(Bi-metallic strip)とは、異なる熱膨張係数の金属を貼り合わせ、温度変化によって曲がり具合が変化するものです。テンワでは下の画像のように外側に真鍮、内側に鉄を張り合わせています。テンワをバイメタルにし一部(テンワの2箇所)を切ったテンワにすることにより、温度補正をする目的があります。当時のヒゲゼンマイは鉄でしたので気温が上がるとヒゲゼンマイがわずかに柔らかくなり時間が遅れますが、テンワをわずかに内側に曲がるようにすれば進むようになり、時間の補正をするわけです。今日ではヒゲゼンマイの材質も改良され、温度変化による変形がほとんど無いエリンバー(elinvar)という材質になっているため、バイメタル切りテンワの必要はなくなっています。
スワンネックの緩急針微調整機構が採用されている点も高級仕様です。緩急針とは時間の進み遅れを調整する(テンプの上に付く)パーツで、その微細な調整をバネ製のあるスワンネック(swan neck)(白鳥の首のような形状からこの名が付きました)とネジで挟み、そのネジを回すことにより微調整を可能にした機構です。

以上、いずれの機構も当時は非常に実用性の高い機構ですが、今日ではいずれも装飾的要素として現行高級時計に採用されています。

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1923年製 アンティーク 懐中時計 イリノイ ILLINOIS OH済!

2012/05/02 (Wed) 13:47 |懐中時計 |トラックバック(0) |コメント(0)

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時計工房スペースタイムズ

Author:時計工房スペースタイムズ
ヴィンテージ(アンティーク)ウォッチの修理・販売をしております小さな工房です。一級時計修理技能士の技術者自らが、内部機械の解説をまじえたヴィンテージ・ウォッチの魅力をお伝えします。
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