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1958年製 オメガ 30mmキャリバー Cal.267

1958年製の名機30mmキャリバーを搭載した、オメガのスモールセコンド・モデルです。

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オメガ(OMEGA)の30mmキャリバーは、ムーブメントの径が30mmであるところから、通称30ミリキャリバーと呼ばれています。
30mmキャリバーの歴史は、1939年初出のCal.30に始まります。その後、改良が加えられCal.30 T2、Cal.30 T3、、と進化していき、最終的にはCal.30 T6まで改良が重ねられ1969年まで生産されていました。
本機Cal.267はCal.30 T4になり、オメガ特有のピンクゴールドめっきが施され、2番車の上下にまでルビーの穴石を配し、テンプには耐震装置インカブロックを採用しています。

30mmキャリバーは何と言っても、オメガが天文台クロノメーターに挑戦したキャリバーであることで有名です。
天文台クロノメーターとは、クオーツ時計の登場する以前に、スイスのジュネーブとニューシャテルの両天文台において毎年開催されていた、機械式時計の精度を競う過酷なコンクールのことです。検査項目には姿勢差や温度差等さまざまな項目があり、45日間もの期間に渡り時計の精度を競うものでした。
その天文台クロノメーターにオメガは、腕時計部門の最大径である30mmキャリバーを出展し、常に上位に入賞していました。
もちろん出展用の時計は特別に調整されたものでしたが、市販品の30mmキャリバーも基本設計はコンクール用と変わらぬ優れたものでした。シンプルな構造で安定しており、大きなテンプの採用で慣性モーメントが大きく、パーツの作りの良さで耐久性もあるキャリバーです。

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2012/06/28 (Thu) 21:31 |オメガ |トラックバック(0) |コメント(0)

1961年製 オメガ シーマスター センターセコンド Cal.520

1961年製のオメガ・シーマスター、手巻き・センターセコンド・モデルです。

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オメガ(OMEGA)の歴史は、1848年に23歳のルイ・ブランがスイスのラ・ショー・ド・フォンに時計の組立て工場を設立したことに始まります。その後、会社をビエンヌに移し、1889年には従業員数600人のスイス最大の時計メーカーになります。

その後、数多くのヒット作を世に放ち、常に世界のトップメーカーに君臨し続けています。

本品シーマスターは、1948年初出で現在でも生産が続く、ヒット作の中でも一番のロングセラー・モデルでしょう。

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裏蓋には、シーマスターの「シーホース」が深く刻まれています。

ヴィンテージ・オメガは、ムーブメントのシリアル・ナンバーからその製造年が分かり、本品は1961年に作られた手巻きのシーマスターで、ケースはステンレススチールのワンピース・ケースになります。
ワンピース・ケースとは、防水性を高めるために裏蓋とミドルケースが一体となったケースのことで、ムーブメントを取り出す時は文字盤側から取り出します。

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ムーブメントは完成度の高いCal.520で、「出車式」(3番車にブリッジの上に出た歯車が付く方式)のセンターセコンド・キャリバーになります。秒針は、出車から力をもらったセンターに位置する「秒カナ」に付きます。
テンプにはチラネジが付き、スワンネックが付いているところから高級仕様であることが分かります。

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2012/06/07 (Thu) 20:26 |オメガ |トラックバック(0) |コメント(0)

1964年製 オメガ シーマスター クロノグラフ Cal.321

名機Cal.321を搭載した、1964年製のオメガ・シーマスター・クロノグラフです。

ケースはステンレススチール、文字盤はシルバーダイアル(文字盤のことをダイアルと言います)が経年変化によりほんのり素晴らしいセピア・カラーになっています。12時位置のΩマークとインデックス(時表示)はアプライド(立体的)で高級感があります。
非常に状態が良く、全てオリジナルをキープしたレアな逸品です。

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シーマスターの歴史は1948年に始まります。ダイバーズ・ウォッチとして、現在にまで続く言わずと知れたロングセラー・モデルです。
3針時計で多くのバリエーションがあるシーマスターにもクロノグラフ・モデルがあります。
初代シーマスター・クロノグラフは、レマニアの技師アルバート・ピゲ(Albert G. Piguet)が開発したピラーホイール式クロノグラフの名機Cal.321(Lemania Cal.CH27C12)を初代スピードマスターに先駆け搭載します。その後1968年には、カム式クロノグラフを採用したCal.861に移行していきます。
本品は、その歴史的に大変重要な初代シーマスター・クロノグラフになります。

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Cal.321の特徴は、まずピラーホイール式であること。チラネジ付きテンワにブレゲ巻上げヒゲで、インカブロック(天真折れを防ぐ為のバネ製の耐震装置)が付く点。そしてリセット時、リセットハンマーがスプリングによるテンションによりハートカムを叩きつける点。また、巻上げヒゲにヒゲ棒兼ヒゲガードが付く点(緩急針の部分)。そして、独自設計の大変弱い力でテンションを与えるミニッツカウンター・ジャンパー機構。さらに、独自の優れた12時間積算機構です。

多くのクロノグラフのリセットハンマーは、リセットボタンを押すとリアルにその押した力でハンマーをハートカム(クロノグラフ車やミニッツ車の中心に付くハート型のカム)に叩きつけますが、これはクロノグラフ車やミニッツ車の穴石(軸受けに使われる赤いルビー)を割る可能性があります。そこでCal.321では、テンションが一定のスプリングをハンマーに与え、そのスプリングの力でハンマーをハートカムに叩きつけます。そのため穴石が割れる危険性が減り、またリセットボタンは軽くなります。(Cal.320は非常に軽いですが、Cal.321は12時間計があるためその手ごたえはあります。)

Cal.321の12時間積算機構はまさに独自で、他に無い設計がなされています。香箱から直接12時間計車に力が伝達される設計ですが、香箱自体に細工がしてあります。クロノグラフがストップの状態では12時間計車にストッパーが働き、香箱真に付く12時間計用カナ(小さな歯車)がスリップするようになっています。スタートするとストッパーが解除されカナが香箱と共に回転し12時間計をスタートさせる構造です。この半固定のカナの設計は他に類を見ない、繊細な技術です。

専門的で分かりにくかったら申し訳ありません。今後、何らかの形で図解を交え分かりやすく解説できればと思っています。

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上の画像はオーバーホールの際の全パーツ分解画像です。
3レジスターのクロノグラフですので、パーツ点数も多いです。また、地板やブリッジなどにはオメガ独自のきれいな銅色の金メッキが施されています。

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2012/04/29 (Sun) 13:29 |オメガ |トラックバック(0) |コメント(0)

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